平塚市田村に引っ越した当初から近所にあったサンクス。
おそらく、自分の人生史上最も通ったコンビニ。
潰れた際は、1つの時代が終わったと思うほどショックだった。
小学生の頃は遊戯王カード=田村サンクス
小学生の頃に遊戯王カードにハマっていたのだが、平塚市田村に引っ越して以降は決まってこのサンクスで買っていた。
小遣いをもらうとすぐにサンクスまで行き、遊戯王カードを買う、この繰り返し。
確か、遊戯王の一番最初のシリーズからここで買っていた記憶。
家に帰る途中にアルミをビリビリ破いて中を確認してたのだが、ブラックマジシャンや騎士ガイアなど、漫画で遊戯が使ってるレアカードを何枚か当てては帰り道で声を出して歓喜した。
当時のレジのお姉さんは、毎回「また遊戯王の君か」という感じで、何となく良い関係になっていた。
レアカードを当てるのに、アルミの表面を擦ってザワザワしてるのを選ぶという裏技が流行った際は、このお店でコソコソ試してみた。
結果的にレアカードを当てたことはなく、行為自体に罪悪感を感じすぐに辞めた。
別に擦ってても怒られることはなかっただろうが、当時の自分はやけにビビっていた。
近所の神田高校の生徒はサンクス立ち入り禁止だった?
自分が学生になった頃、近所の神田高校の生徒が、ここのサンクスに立ち入り禁止だという噂があった。
神田高校というのは、かつて神奈川県平塚市に存在していた、県内偏差値最低レベルを誇る不良高校。
当時の神田高校のウィキにも”素行不良の生徒が多く近所のコンビニなどから立ち入り禁止の措置が取られている”なんて項目があった気がする。
確かに子供の頃の記憶を思い返すと、サンクスで学生服を着た不良に遭遇した記憶がない、多分本当。
ただ、神田高校が閉鎖され、現在の湘風高校に変更されると、その湘風高校の生徒は普通にサンクスで見かけた。
きっと、時代の流れだろう。
嫌いな同級生がバイトしてた
学生になってからは、降りるバス停の目の前にあったということで、吸い込まれるように入店していた。(田村の人で同じルーティンだった人は多かったはず。)
頻繁に通っていたサンクスだが、嫌な同級生がバイトしてた時期は利用を控えた。
同級生がいた頃は、バス停から降りてレジに彼がいないか確認し、いないのを確認して買い物していた。
学生の頃は、店頭のスナックや肉まんなどが100円とかで売られていて、そればっかり買ってた記憶。
父親がサンクスで予約したクリスマスケーキの大きさに怒っていた
いつだかのクリスマス、父親がなぜサンクスでクリスマスケーキを予約した。
おそらく、店員と仲良くなって、店員がノルマのために父にケーキを営業し、それにまんまと乗せられたのだろう。
クリスマス当日に届いたケーキの小ささに愚痴ってた。
自分や姉のために予約してくれたんだなと思うとそれだけで感謝だが、もうちょっと色々と確認するべきだったのでは・・・。
当時は自分も物足りなかったけど、今となってはそれでも嬉しかったよ、ありがとう!
家でタバコが吸えない時はここの灰皿
実家でたばこ禁止令が出ていた時期は、よくサンクスの外にある灰皿でタバコを吸っていた。
お店でコーヒーやジュースを買ったついでに、一服して家に帰るというルーティン。
バス停の目の前なので、たまに知ってる人がバスから降りてきた気まずなったりした。
また、父親もタバコを吸う人で、たまにここの灰皿で鉢合わせをして「うわっ」ってなった。
長い髪を束ねた女性店員さんが、タバコの銘柄を覚えていてくれてたのだが、当時の自分は銘柄をコロコロ変えていたので、「あ、違います」と言い難かった記憶。
ギャルっぽい店員ばかり
子供の頃はあまり気にしていなかったが、年頃になると「ここって派手な女の子のバイト多いな」と気が付いた。
当時でいう”ギャル”というタイプの女の子が多かった。
制服のスカートの上からユニフォームを着て働く子、お店に来た友人と大声でお喋りする子などもいた。
長年いる人は真面目で普通の感じの人ばかりの反面、若い子は大概チャラい印象だった。(仕事はしっかりしてたけど)
よく、”男性のオーナーだと好みの女の子を採用しがち”という習わしがあるが、ここのサンクスもそうだったのかもしれない。
駐車場とトイレ。長話に付き合わされて
どこのコンビニもそうだろうが、駐車場が送迎の下車に使われがちである。
田村エリアではサンクスとドンキの目の前のセブンの駐車場が定番であった。
自分も車に送ってもらった際に、サンクスの駐車場で降ろしてもらうことが多かった。
ある時、バイト先で仲良くなった10歳ほど年上の人に送迎してもらった際、ここの駐車場で長話に付き合わされた。
その人はうつ病を患っているらしく、一度ホールドすると帰さない人。
こっちは送ってもらった身だったので、ある程度は覚悟していたが、それが2時間とかのレベルでかなりキツかった。
トイレに行きたくなり、それを伝えても、「ちょっと待って」と静止され狂気を感じた。
よくやく解放され、トイレに行けた時には、人生で最も気持ちの良い瞬間だった。
”サンクスの駐車場=人生最大の無駄話”、”サンクスのトイレ=人生最高のトイレ”←この2セットだ。
サンクスが潰れる間際は希少性高くオリジナリティ満載
サンクスは24時間営業なので、夜中に酒のお供のご飯が欲しい時に買いに行くことが多くあった。
閉店する晩年は、セブンやローソンの勢いが凄まじく、サンクスの存在感は薄れていた。
それだけにサンクスにしか置かれてないお弁当や惣菜が斬新で魅力的に見えた。
レアなご飯が買えるなんて最高かよ!と、一周回って大好きなコンビニになっていた。
実家に帰った際は、わざとサンクスに寄ってはノスタルジーを感じていた。
サンクスが無くなると知った際は色んな思い出が駆け巡り、悲しかった。
消滅する間際は田村にいなかったので、最後の最後まで通えなかった。
今でも田村に帰ればサンクスがある気がしてならない。
思い出の概要
店名:サンクス平塚田村店
ジャンル:コンビニ
場所:神奈川県平塚市田村1-9-18
通った時期:2000年頃〜2015年頃
通った理由:潜在的な存在
無くなった感想:無くなった気がしてない
印象に残っていること:遊戯王、チャラい店員。
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