自分が田村に住んでいた頃、近所に100円ショップが2つあった。
1つは田村十字路付近にあるダイソーで、もう1つがしまむらストアーの横にあった100円ショップ(多分キャンドゥ?)
職場から自宅に帰るまでの道のり的に、しまむら側の100円ショップが近かったので一時期通っていた。
店内はあまり広くなく、雑貨の品揃えはイマイチだが、自分の好きな最低限のドリンクやお菓子は揃っていたので十分だった。
DVDを借りたついでに寄り道
GEOでDVDを借りる→100円ショップで食べ物を買う→家で映画を観ながらお菓子を食べる←一時期はこのパターンが馴染んでいた。
一部のお菓子や飲み物はダンボールのままドッと置かれており、レジの近くに集中していたので、個人的には見晴らしが楽で好きだった。
ある時に自分の部屋のCDやDVDのコレクションをお店みたいにジャンルごとに棚に仕分けて置きたいと思い、この100円ショップで数字や文字のシール買って自作していた。
自分がシールばかり買うと、次の仕入れがなく、すぐに追加購入ができなくて困り、結局は遠い100円ショップで買い足した。
ちょっとした収納グッズや工具のような物も、このお店で買って、それは今も実家に置かれている。(捨てられてなければ)
潰れる間際の雰囲気がカオス
よく60歳過ぎのお爺さんと、ちょうどその息子ぐらいの年齢(30歳半ばぐらい)の2人がおり、家族経営だと勘繰っていたのだが、実際はどうだったのだろうか。
ある時期から雑貨の仕入れが途切れ寂しい雰囲気になり、店員さんの雰囲気もトーンダウンしたなと思った矢先、潰れていた。
鮮明に覚えているのが、仕事の残業後、閉店時間の10分ほど前に「ギリギリ間に合うか!?」と急いで入店しようとしたら、目の前でシャッターを閉められたことだ。
シャッターを閉める際、目の前に佇む自分に対して無言で冷たい視線を送り、ガラッガラッとガシャンと閉められた。
お店の都合で早めに閉店することはあるだろうが、普通は「すみません、もう閉店です」ぐらい言うだろうに、かなりビビった。
後日の買い物でも、レジ対応がかなり冷たく、以降は通わなくなった。
今思えば、あの時にはすでに閉店が決まっていて、ナイーブな気持ちで働いていたのだろう。
100円ショップの開業は薄利多売で大変
100円ショップの経営について調べたが、100円ショップの経営は薄利多売でかなり難しい模様。
万引きや内引きも多いらしく、ただ真面目に売ってれば良いというものでもないとか。
あのお店も狭い面積に少ない従業員で色々と苦労があったことだろう。
活気のあった時期を知ってるだけに、閉店間際のギャップにショックを受けたが、社会のリアルを1つ学べたので感謝である。
あの頃の店員さん達が、今も幸せに暮らしていることを祈ろう。
思い出の概要
店名:キャンドゥ(多分)
ジャンル:100円ショップ
場所:平塚市田村のしまむらストアーの横
通った時期:2010年〜2012年ぐらい?
通った理由:職場から自宅までの都合良い場所にあったため
無くなった感想:「あぁ、やっぱり」
印象に残っていること:映画鑑賞を彩る味方。閉店間際のギャップ。
コメント